その6
あるがままを優しく、そして幻想的に包み込む朝霧・・・・。
 紅葉にはまだ少し早い10月のある朝。
宿の女将さんより電話があり、朝霧を見に行きましょうとお誘いを頂き、あわてて着替え、車で走ること約10分。
狭霧台より眺める湯布院の町
 あまりの美しさに「言葉をなくす」とよく言いますが、正にそれです。
 ただ、ただ、眺めるだけ!!
慌ててカメラを向けた時には、霧が少しずつ晴れてきてしまい・・・
 それでも何とか撮ったのですが、湯布院人の女将さん曰く「こんなものではないのよ」、もっともっと、ずっとずっと素敵だとか・・・。
 これから何度位湯布院に足を運ぶと出逢えるのでしょうか・・・ミルク色の朝霧に・・・。
 朝霧に包まれた湯布院の町を背に、車で少し走っていくと見渡す限りの薄の草原・・・。
今から12,3年位前に、箱根の仙石原の薄を見た下の娘が、「ママ、キラキラしている」と言って、親子で感動したことを思い出しました。
秋色の自然模様の前では、静かに立っているだけでした・・・・。

 
秋の一壺天

 丹精込めて造られた庭にも、静かに秋が訪れ、赤く色づいた木立の間から眺めるスモークトーンの由布岳との光のコントラスト・・・・。
いつもながら、時間がとまる感覚を覚えます。

 お宿の料理はもちろん、恵みの秋、真っ盛りの献立になっておりました。
若い板前さんTさんも加わり、更にヴァージョンアップしており、厨房の活気も以前にも増して、パワーアップという感じでした。
 白い陶器の正角皿に盛られた前菜三品。
絵画のように盛られていく料理を眺めつつ、カメラを向けるのがはばかれるような緊張感が漂う。
やはりその瞬間は、誰もが無になる。
お料理に向かう姿勢を改めて考えさせられ、そして感動させられる。
前菜三品  
天然鯛のきのこクリーム カプレーゼのパーフィロ包み
 
 滞在中、丁度テレビ朝日の「旅サラダ」という番組の取材があり、さぞかしてんやわんやかと思いきや(きっと表のスタッフはそうだったと思う)、厨房のEさんはいつもと変わらず、ポーカーフェースで淡々と料理を作り上げていっており、なかなかと思って眺めておりましたが、さすがに糊のきいたコック服に着替え、表に出た時には少々顔に緊張が走っていた。
取材に来て下さった竹内都子さんが、そんな緊張感のまっただ中にスタッフ達を、素敵な笑顔とおしゃべりで和ませてくれ、滞りなく撮影も終わりました。
 一壺天は11月より朝食も秋冬ヴァージョンとなり、新しい献立になっておりました。
定番の松の実入り焼きたてパンはもとより、私が個人的におすすめなのは和野菜を使ったスープリゾット!
野菜の食感を守りつつ、心も身体も温まるホッとするリゾットでしたよ。
 晩秋から冬にかけて、山々も町中も、段々色が少なくなり、淋しい気持ちになります。
湯布院という町もしかりですが、宿の中に一歩入れば、そんな思いを消し去るように心身共に温かい色に包まれます。
美しい葉をつけるため、春に向かって立つ枯れ木立の中の一壺天!
秋とは違った姿を見ることができる冬が来るのを今からとても楽しみにしています。
 
湯布院町中散策 Part2

 亀の井別荘 ・ティールーム 天井桟敷
          Tel:0977-85-2866

   
 時間があると足を運ぶティールームのひとつに、ここ天井桟敷があります。
 一壺天の女将さんに連れてきて頂いたのが最初で・・・上原さんにお勧めのメニューがあると注文して下さったのが、朝食のパンと紅茶、そしてこのモンユフ!
 女将さん曰く、デザートなんだけど「パンに塗ってみて」と言われ、恥ずかしながら完食の巻でした。
いつも静かにバロック音楽が流れいて、落ち着けるティールームです。
       ・モンユフ  :420円
       ・アールグレイ:520円
   
 クラフト館 蜂の巣
 Tel:0977-84-5850
 〒879-5102
 湯布院町大字川上字ソノ田1507

  我が家の一員に加わりました椅子です。 無垢のナラ材で、釘は一本も使わず、シンプルで奥行きがあり、座り心地はgood! その上に鎮座しているのは、皮と木で作られたバッグ。共に手作りならではの温かみと堅牢さが感じられる一品です。 気がつくと、横浜の我が家に・・・・。
そこで働く可愛いスタッフの川野さんがまたいい!
元気はつらつで、こよなく物を愛しているのが伝わり、思わず買いたくなります。
是非一度、川野さんに会いに行ってみて下さい。
元気をもらえますよ・・・。