その2

 お教室では、季節、料理、歳時に合わせ、様々なジャンルの器、布、紙等を使用します。 時にはそれらを求めて旅に出たり、色んな所を散策します。 そんな時私をいつも満足させてくれるギャラリーがあります。藤沢の工芸サロン梓です。
 オーナーの物選びのセンスはいつも私の感性を刺激し、食卓演出にはかかせないショップになっています。 ここでは幾度となく、食卓演出の機会を与えて頂いてますが、いつもテーマを一つだけ頂き、 後は自由に上原ワールドを思いっきりどうぞと・・・

 ということで、今回は秋田の川連漆器と伊万里焼(鍋島焼)との融合をテーマに春の食卓演出です。 永い歴史の中で刻まれ、積み重ねられた伝統と進化の川連漆器、そして日本で唯一の官窯としての特異な歴史を持つ伊万里焼。 (他の窯との大きな違いは販売目的ではなく、あくまで献上品作成のために作られた窯) 伝統を守りながら進化してゆくこの二つの出会いを春風にのせて演出してみました。

   
陽風の食卓 花信風の食卓
   
(明るい春の東風または南風の意) (早春から初夏にかけて、花の季節到来を告げる様に吹く優しい風の意)
   

 ひとり遊びが大好きな私は、電車に乗っては知らない駅で降りてよく散策します。 思いがけない発見と出逢いがあり、それもまた楽しいものです。
 身も心も全身自他ともに認めるアナログ人間だった私が、家族の強い要請により 携帯電話を持ってこの春で1年になります。 ようやくこの文明の利器にも慣れ、その便利さを享受している今日この頃ですが、 唯一難点は日常から離れ、ゆっくり、のんびりとひとり散策している最中に家族からの 「いまどこ・・・・?」コールが入ることですねぇー。

 工芸サロン梓
 住所:藤沢市本鵠沼5-10-3
 電話:0466-25-7770
 http://www.azusa-kougei.jp